法隆寺(ほうりゅうじ)
聖徳宗の総本山。607年(推古15年にあたる)、推古天皇と聖徳太子が病床の用明天皇のために「斑鳩寺」建立を進めたのが始まり。しかし、この最初の寺は、天智9年(670年)に火災で焼失したといわれ、現在の法隆寺(西院伽藍)はその後のもの。和銅元年(708年)には再建されたと言われている。
現在は、18万7千平方メートルという広大な敷地に、19棟の国宝建築物をはじめ190点に及ぶ国宝・重要文化財を有する、仏教文化の宝庫となっている。
|
|
敷地が広大ですので、見たいものの的を絞るか余程時間にゆとりを持って行くか、どちらかでないと消化不良を起こすかもしれません。
|
まず、西院伽藍。左右に金剛力士像が安置された中門をくぐると、右に金堂、左に五重塔が並んでいます。
金堂は、二重基壇の上に建てられた重層入母屋造。中には、用明天皇のために作られた薬師如来座像や釈迦三尊像や安置されています。五重塔は、金堂同様二重基壇の上に建てられており、高さは基壇上より約31.5m。日本最古のものです。頂上にある九輪には四本の大きな鎌がついていて、そのおかげで雷が落ちない、のだそうです(法隆寺七不思議)。これらの建物を、美しいエンタシスの柱で知られる回廊が取り囲んでいます。
|
|
東院伽藍で有名なのは、何と言っても夢殿。美しい八角円堂の中央には厨子が安置され、中には聖徳太子等身像と言われる救世観音像(秘仏)が納められています。
|
|
また、百済観音堂を中心とする東西の宝蔵には、夢違観音や玉虫厨子、九面観音、金堂小壁画などを多数安置。ちなみに、柔らかな表情をした夢違観音は、我が母が、日本で一番好きな仏像なのだそうです。
|
「古寺そぞろ歩き」へ戻る
|