浄光明寺(扇ガ谷)

浄光明寺(じょうこうみょうじ)

もともとは文覚上人が源頼朝の願いで建てた寺院。建長3年(1251年)、6代執権北条長時が真阿上人を開山として中興建立した。
本尊の木造阿弥陀三尊像は国の重要文化財。土紋という鎌倉時代特有の装飾がなされており、木・土・日・祝の天気の良い日にのみ、公開される。また、裏山には冷泉為相の墓がある。真言宗。




 大学時代に、サークルの合宿で行ったのが最初。
 このお寺に関しては、「阿弥陀三尊像」に尽きますね。
 鎌倉エリアの仏像には、土紋の名残のあるものがたくさんあります。でも、ここまで綺麗に残っている例は、ほかにないでしょう。実物を見て初めて、“天気のいい日しか公開しない”という方針に、なるほどとうなづきたくなりました。
 仏像自体も非常に美しく、結構繊細な感じを受けました。(よく、「宋風」という表現をされますが、「宋風」と言う言葉は使っておられる方によってどうやら意味が異なるようで、私にはよくわかりません・・・)

 実は、私の印象をより濃いものにした要因のひとつに、こちらの管理をされている方のご厚意があります。若い女の子たちがサークルの顧問を囲み、レジュメを読みながら熱心に見ている姿に好感を抱いていただけたのでしょうか。阿弥陀三尊像を、特別に間近で見せていただくことができたのです。おかげで、土紋の付き方などをしっかり見ることができました。お名前も伺わず、果たして管理人さんであったのかご住職であったのかもはっきりと記憶にないのですが、その時とても嬉しかったことを覚えています。・・・「覚えているのはただその人の親切だけである。」という『硝子戸の中(by漱石)』の記述を思い出しますね。人の記憶は、そういうものなのでしょうか。





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