興福寺(こうふくじ)
法相宗の大本山であり、藤原氏の氏寺。藤原鎌足の私邸として京都山科に建立された山階寺が始まり。平城遷都に伴い現在地に移り、興福寺と号した。広い境内に東金堂、五重塔、南円堂、北円堂、国宝館などが建ち並び、仏教彫刻などを数多く保存している。中金堂は2010年完成を目標に、解体・再建中。
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五重塔
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奈良を代表する寺のひとつ。シンボリックな五重塔をはじめとする多くの堂塔が、奈良公園とその周辺の街並みに溶け込みながら、存在感を保っています。かつて延暦寺とともに「南都北嶺」と畏れられ、隆盛を誇ったという名残が、かすかに感じられるお寺です。
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東金堂
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宝物館
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興福寺と言ってイメージするのは、並び立つ五重塔と東金堂、その脇にある国宝館でしょう。特に国宝館の中は、「よくぞここまで」と感心したくなるようなすばらしい寺宝の数々が展示されています。奈良時代に製作された乾漆八部衆立像のひとつ・阿修羅像は、特に有名。少年のような面立ちと均整の取れた美しさで、仏像ファンを魅了し続けています。
私個人的には、旧飛鳥・山田寺の仏頭がイチオシ。これは、ぜひ実物を見ていただきたいですね。火災で頭部のみしか残っていませんが、その美しさには感嘆の声を禁じ得ません。ほかにも鎌倉期製作の金剛力士像、天燈鬼・龍燈鬼などのすばらしい木造彫刻が並び、見ごたえは十分です。
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南円堂
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北円堂
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そして、忘れてならないのは、北円堂に在る無著・世親像。特に、無著像を見た時、私は、「運慶は天才だ」と確信しました。よく、この像を称して「精神性までを表現した」と言われますが、正にその通り。高邁な、とでも言うのでしょうか。北インドで法相教学を確立したといわれる高僧を、日本人になじみ深いかたちで表した傑作です。通常は公開していませんが、時おり行われる特別拝観や各種国宝展などで観ることはできます。
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南円堂は西国三十三所巡礼の九番札所。御朱印は南円堂の脇で。
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