大和神社(奈良)

大和神社(おおやまとじんじゃ)

 天照大神とともに宮中に祭られていた大和大国魂神が、三輪山北麓に移され、のちに現在地に移し祀られたのが始まり、といわれる。古代の幹線道・上ツ道(かみつみち※現在地元では“旧上街道”とも呼ぶ)に面して一の鳥居が立ち、鬱蒼とした樹林に包まれた参道の奥に、社殿が鎮座している。



 かなり大きな規模の神社ではありますが、山辺の道ルートから少し外れていることもあり、通常はあまり観光客が訪れることのない、静かな神社です。本殿は宮中三殿式という、3つの社からなる特異なつくりだそうですが、そんなことをあまり積極的に宣伝していないあたりが大和神社らしいところでしょう。


 例祭は、4月1日『ちゃんちゃん祭り』。主神・大国魂大神の例祭と神幸祭です。神社から東南へ1kmの場所に位置するお旅所(中山大塚古墳の前方にある)まで、いにしえの装束に身を包んだ氏子が練り歩く姿はなかなか見もの。氏子が着る衣裳もさまざまなら、馬や神具、神輿など出てくるアイテムもバリエーションに富んでいます。かつては国の中心としてもあったことのある田舎町の、意外と盛大な祭りに驚くかもしれません。とってもかわいい子どもだんじりもありますので、ぜひお見知りおきを。

 興味深いところでは、1月4日に『御弓始祭』があります。規模は小さいのですが、神職の方、県の弓道連盟の方などが腕を披露される、なかなか見応えある行事です。最初に市のお偉いさんが引かれる時は、危ないのでちょっと離れて見て下さいね(実感。これは決して嫌味ではなく、弓は、一見したイメージよりも実際は危険なのです。乗り出して見ようとする人が多いですが、弓道の矢は人ひとり位簡単に貫通します・・・)。


<祭神>
中殿 日本大国魂大神/大和大国魂大神(やまとおおくにたまのおおかみ)
左殿 八千矛大神(やちほこのおおかみ)
右殿 御年大神(みとしのおおかみ)

<摂社・末社>
摂社 増御子神社 ・・・ 猿田彦命、天鈿女命を祀る。
摂社 朝日神社  ・・・ 朝日豊明姫を祀る。
摂社 タカオカミ神社 ・・・ 雨師明神を祀る。
末社 祖霊社 ・・・ 戦艦大和とその所属艦隊を合祀する。





「古寺そぞろ歩き」へ戻る       
inserted by FC2 system