木喰上人は、私が、もっとも興味を持っている歴史上の人物のひとりです。
もともと、宗教や哲学に対しての、漠然とした興味は持っていました。
歴史や寺社仏閣、仏像といったものが好きなのは、そのためでもあります。
そんな中、社会人になり、ライターとなってしばらくしてから、ふと気になったのが、この木喰上人でした。
まず、目にとまったのは、彼が刻んだ仏の写真。『微笑仏』と称される、柔和で温かいその姿。・・・私は、ひと目で心を奪われました。
そして、改めて認識した彼の存在。円空と並んで、チラッと教科書の片隅で見た程度のその僧が、一体何をしていたのか。それが無性に気になり出しました。
彼が自らに課した木喰戒という厳しい戒律。諸国を巡り、土地の人の求めに応じて彫り続けたという無数の仏。
・・・衆生の救済、と、言葉で言うことはたやすいけれど。それが本当に可能なのかどうかは、誰にもわからないはず。
それでも確かに、人を救おうとした人がいたということです。
「救い」とは何でしょう?
その問いを向けてみたい人物。
そのために、いつか足跡をたどってみたい人物。
それが、木喰上人という人です。
ライターという仕事を選んだからには。
いつか、この想いを、何らかの形で、人の目に触れる形にしてみたい。
そう考えています。
・・・なかなか商業ベースには乗りそうにない話なので、一体いつになるかは謎なんですけれどね・・・。
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